当ハウスが生産する「きくらげ」は、きくらげの種菌を植え付けるための菌床づくりから栽培までを一貫して行い、その全ての工程において農薬や化学肥料を使用しない、オーガニック栽培です。
2022年9月 日本農林規格等に基づく「有機JAS」認証を「有機農産物」及び「有機加工食品」の2部門で取得しました。
有機JASは、農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本として自然界の力で生産する生産者に対して認証される制度で、有機JASマークが表示されていない食品には「有機」、「オーガニック」などの名称の表示をすることは法律で禁止されています。
当ハウスは自信を持って「オーガニック」栽培をしています。
きくらげの生産工程で使用する全ての水に、地下80mから汲み上げた富士山の天然水を使用し、年に2回、国の認可を受けている外部の検査機関で水質検査を行っています。外部の検査機関に依頼する事により、公正な検査が行われています。
また、ポンプで汲み上げた地下水は、貯水槽を介さず直接生産設備へ送るため、雑菌が繁殖しにくい環境を整えています。
HACCPとは、国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格 (コーデックス) 委員会から発表された、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法です。
危険な菌やウイルス、異物の他、洗剤や殺虫剤などの有害化学物質の混入を防止するのが目的です。
現在、食品を製造・加工する事業者はHACCPに沿った衛生管理が義務化されています。
具体的には下記の取組を行っています。
通常のハウスの床は土の上にシートを掛けた状態なのに対し、当ハウスの床はコンクリートになっているため、ハウス全体の床を洗い流すことができます。床の清掃は毎日行うため、ごみの堆積により発生する雑菌や虫などを抑制します。
その他、ハウスの内側に断熱材を吹き付け外部との隙間をなくし、ネズミなどの小動物や虫の侵入を防いでいます。ハウスの入り口扉も通常の扉とは違い、気密性の高い特注のサッシを採用しています。